
二人にいわれ口ごもると、後ろから美桜里が追いついて来た。
あはは、ごめんなさい!ちょっとからかっちゃった」
その言葉に早雪と貴彰が顔を見合わせる。
あの、美桜里さん」
意を決して早雪が声をかけると、彼女は少し驚いたように早雪を見て首を傾げた。
申し遅れました私、遠山早雪といいます」
バッグから名刺を取り出して渡しながら早雪が名乗ると、名刺を目にして美桜里が微笑んだ。
ああ、村の取材でいらした女性ってあなただったのね。父から聞いてるわ」
はい。是非、お話を伺わせていただきたいんです。Uターン就職して村で働く若い女性の代表として」
若くは…ないんだけどなぁ。あ、でもこの村じゃ若い方か」
あはは、私と年、変わりませんよ?是非お願いします!」
分かりました。えっと、そちらも同じ出版社の方?」
美桜里が貴彰を見上げると、彼も名刺を取り出して笑う。
水瀬リゾートの水瀬です。観光開発の視察でお邪魔しています」
その言葉に早雪の笑みが凍り付いた。
じっと名刺に目を落としてから無表情に貴彰を見上げる。
まだ何も決まっていないのですが、この村にスーパーや小規模なリゾート施設等を建設したいと考えています。早雪さんとは『移住者を増
dermes 脫毛價錢やす』『雇用口を広げる』『住み良い村づくり』という雑誌の趣旨と、我が社の目的が一致したので、協力し合って調査、取材をしているところなんです」
にこやかに告げたが、美桜里は無表情なまま貴彰を見ている。
開発目的だったんですね」
冷たい声で言われ、貴彰と早雪は嫌な予感がした。
申し訳ないけど…この村は、このままでいいんです。よそから来た人に、好きなようにされたくないわ」
美桜里さん…」
早雪さん、取材は喜んで受けるわ。移住者が増えるのはいいことだもの。でも観光開発には、私は反対ですから!早く本土へ帰ってください」
貴彰を睨み一気に告げると彼女はさっさと家を出て行ってしまった。
取り残された3人はまたも
dermes 投訴呆然としてその背中を見送ったのだった。