と言わんばかりにわたしは今日のコウのわたしに対する悲惨な仕打ちにまつわる一連のストーリーを、いちおうはトオルの顔色をうかがい ながらもふたりの目の前で一気にぶちまけ、共同のお金で買った日本酒をコップで一杯ひとり手酌で注ぎつつ、それを一気にグイッと飲み干し た。
あ?。
って、ねえ?
それ???、トオルは知ってたわけ?」
えっ?
い、いや???、今初めて、聞きました」
とトオルはキョトンとしたような仕草でそう答えた。
ハマグチとミユキちゃんがねえ?
そりゃあまあ、意外だったなあ」
とナカバヤシさんはただ感心したようにそう感想を述べる。
それで、どう思うのよ?
トオルは?」
と目のすわったわたしの態度にトオルはちょっと引いてる感じが見え見えで、
ええ?
い、いや、そ、その、ど、どうって言われましても
心跳錶。
み、ミユキとはもう別れたわけだし???、ソイツのしでかしたそそうの責任まではちょっと」
と小声でそう答える。
はあ?
っていや、アンタさあ。
責任とかそういう問題じゃなくてさあ」
はあ」
とトオルは完全にどうでもいいオーラ全開でむかつく。
つまりトオルはさあ、元カノがアンタと別れた直後にそうなってもさあ。
ぶっちゃけ、どうも感じないのか?って言うか、ショックとかは全然ないわけ?」
えっ?
い、いや。
そ、それはまあ、多少は???」
あっそ。
アンタはふった身だからどうとも思わないんだ?」
いや???、それは、って言うか?
まあ、なんかありがちな話かなあ?なんて」
ありがち~!
って、オマエ、ここはビバヒルか?!」
び、ビバヒル?」
もう、まあ、いいじゃん、いいじゃん。
マキだってもうハマグチとは腐れ縁だったって言うか、もう何度も別れてるわけなんだしさあ。
今更今日に始まったことでもないだろう
側睡枕頭?」
とナカバヤシさんは早くもその話題のまとめに入るつもりらしく、ついでにとばかりに一升瓶を片手に自分も手酌で日本酒を飲み始めた。
ちなみにこのふたりはすでに晩飯を平らげた後らしく、トオルはテーブルの上の空いた皿を流しにかたづけ始めている。
そうだよなあ。